
早朝、朝靄に煙った山並みの美しさは墨絵のように美しく優雅な姿を現した。ひたすらそこにたたずむ事によっての存在感を示すように私たちに日ごと見つめられ、より神聖な世界へと向い空に抵抗して命を育む。
市にある石森山 山梨岡神社。此処には毎年一人で訪れて新年を詣でる。躑躅の季節には見事なまで躑躅が咲き誇り小さな岩山を染め尽くす。此処に春はもうすぐ訪れる。
いながらの長い時間はこの上ない極上の一時。突然の雨に喜び歌を歌いながら雨を楽しんでいた若者に感動したことを覚えている。土地勘もなくひたすら地図を頼りに歩いた2時間余り、何を語り合ったのかは覚えていない心地よい時間であった事は確かだ。またいつか必ず訪れてたいものだ。